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いつでもどこでも誰でも未経験からエステティシャンへ

   

コンプレックスだらけの私がお客様を美しくする仕事に就いた話

私の過去のコンプレックス

昔の私は自分に自信が持てませんでした。肌荒れや体型、そして顔立ちに至るまで、多くのコンプレックスを抱えていました。学生時代は特に、同級生のきれいな肌やスタイルを見ると自己嫌悪に陥ることが多く、鏡を見るのが辛い日々を過ごしていました。

コンプレックスが生む負のスパイラル

自分の欠点ばかりに目がいくと、どうしても気持ちが沈みがちになります。そんな状態が続くと、外見を気にするあまり人と積極的に関わることもできなくなり、心まで閉ざしてしまいました。周りの輝いているように見える友人たちとの距離を感じつつ、自分も変わりたいけれどどうしていいかわからない──ただそんな日々が続くだけでした。

このままではいけないと思い、美容や健康に関する情報をたくさん集めては実践し、少しずつ自分の身体と向き合うことを始めました。そこで出会ったのが“エステティック”という世界でした。

エステティックとは、単に外見を美しくするだけでなく、心と体の両方から健康をサポートし、内面からの輝きを引き出すものだと知り、これなら私も変われるかもしれないと強く思いました。

エステティシャンになる決意

リラックスしている女性がマッサージを受けている様子。彼女は白いタオルで覆われ、目を閉じて静かにしています。

自分の経験を活かし、同じように悩んでいる人の力になりたい──そんな思いからエステティシャンになることを決意しました。学校に通い、技術や知識を学ぶ中で、肌の仕組みや身体の疲れの原因、精神的なリラックス方法など幅広く学びました。

初めての現場での緊張と感動

技術を身に付けて実際にお客様の施術を始めたときは、緊張のあまり手が震えたことを今でも覚えています。しかし、お客様が施術後に「ありがとう、気持ちよかった」「肌の調子がよくなったみたい」と笑顔で言ってくださると、自分のやっている仕事の意味を強く感じることができました。

エステティシャンの仕事は単に美を追求するだけでなく、お客様の心身の健康に寄り添うことも重要です。お話を聞くことで悩みや不安を共有し、一緒に改善策を考える――そんな信頼関係が築けることに、大きな喜びを感じました。

また、自分自身も元々コンプレックスがあったからこそ、お客様の気持ちに寄り添ったケアができると実感しています。ただ技術を提供するだけではなく、内面の美しさを引き出すことができるこの仕事に、日々誇りを持っています。

エステティシャンのやりがい

エステティシャンの仕事には多くのやりがいがあります。まず、お客様の変化を間近で見ることができる点です。初めて来店された時は不安そうだった方が、施術を重ねるうちに表情が明るくなり、自信に満ち溢れていく様子は何度経験しても感動します。

悩みを解決し、笑顔になる瞬間

肌トラブルや体調不良を抱えるお客様に対して適切なケアを提案し、その結果が出て喜んでいただけたとき、自分の仕事の価値を深く感じます。特に「ここに来ると元気になれる」と言っていただけた瞬間は、この上ない幸福感に包まれます。

また、エステはリラクゼーションの要素も強いため、お客様の日常のストレスを少しでも和らげることも大切な役割です。施術中の会話や温かい手のぬくもりが、癒しを届けることができると実感しています。

自分自身が持っている悩みを乗り越えた経験があるからこそ、お客様の気持ちや立場がわかり、その気持ちを形にする提案ができるのです。

エステティシャンの役割

エステティシャンは「ただ肌や体をきれいにするだけの仕事」ではありません。人と向き合い、心のケアを含むトータルサポートが求められる職業です。だからこそ、資格や技術だけでなく、思いやりやコミュニケーション能力も必要です。

美しさの本質とは

美しさとは単なる見た目の良さではなく、その人らしさや健康的な輝きが表ににじみ出ることだと強く感じています。内面からの輝きがあって初めて、本当の意味で「美しい」と言えるのだと思います。

エステティシャンとしての役割は、その内面の美しさを引き出すお手伝いをすること。お客様の笑顔や感謝の言葉は私の励みとなり、もっと上手になりたい、自分自身も磨きたいという向上心につながっています。

また、施術を通じてお客様に自分自身の体を大切にする意識を持ってもらい、生活全体の質を高めるきっかけになることも大きな喜びです。

エステティシャンを目指す方へ

ホワイトコートを着た人物が黒いクリアファイルにメモを取っている様子。手前には小さな植物が置かれている。

もしあなたが過去の私のように自分に自信が持てず、コンプレックスで悩んでいるなら、エステティックの世界はとても魅力的な選択肢になるかもしれません。自分を変えるだけでなく、誰かの人生に寄り添い、支えることができる職業だからです。

努力と継続が道を開く

エステティシャンとして成功するためには、日々の努力や学びの継続が不可欠です。美容技術は進化し続けますし、お客様のニーズも多様化しています。だからこそ、新しい技術や知識を取り入れ、柔軟に対応できる姿勢が必要です。

同時に、技術だけでなくお客様との信頼関係を築く心のケアやコミュニケーション力も磨きましょう。これらは経験を積み重ねてこそ身についていくものです。

自分自身の経験や想いを活かし、お客様の美と健康を支えるエステティシャンという仕事は、やりがいに満ちた奥深い世界です。私はここで得た喜びと成長を、多くの方に知ってほしいと心から願っています。

まとめ

私自身、多くのコンプレックスに悩まされてきましたが、それがあったからこそエステティシャンの仕事に出会い、自分もお客様も美しく輝くことができるようになりました。エステティシャンの仕事は単なる美容サービスではなく、人の心と体に寄り添い、人生に寄与できるやりがいのある職業です。

学び続ける姿勢やお客様との信頼関係を大切にすることで、自分自身も成長できます。これからエステティシャンを目指す方にとって、経験を活かせる素晴らしい道であると自信を持っておすすめします。

美しさへの道は一人ひとり違いますが、その道に寄り添うエステティシャンとして、多くの方の笑顔をつくっていきたいと願っています。

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