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手先が不器用な私がエステティシャンになった理由と克服法

手先が不器用だと自覚しながらもエステティシャンという職業に惹かれ、チャレンジを決意した私。指先の動きがぎこちなく、最初は自信を持てませんでしたが、今ではその“ハンデ”を乗り越え、お客様の笑顔を生む喜びに満ちています。本記事では、私がなぜエステティシャンを目指したのか、そして不器用さをどのように克服してきたのかをご紹介します。

エステティシャンのきっかけ

美容の世界に興味を抱いたのは、学生時代の些細な出来事からでした。自分の不器用さにコンプレックスを抱えつつも、“手で人を癒す仕事”に魅力を感じた瞬間が私を動かしました。

身近なサロン体験の感動

高校時代、友人に誘われて訪れた小さなエステサロンで初めてフェイシャルマッサージを受けたとき、そのやわらかな手つきに心までほぐされたような感覚を覚えました。手先の技術だけでなく、心地よい空間づくりにも感銘を受けたのです。

当時は自分が不器用だと感じていたものの、「私もあの技術を学んでみたい」と思うようになり、漠然とした憧れが具体的な目標へと変わりました。

その体験こそが、美容の道を本気で志す原点となりました。

素人からの一歩を踏み出す勇気

専門学校への入学当初は、マッサージ用ベッドの扱いすらぎこちなく、友人の腕を借りて練習を重ねました。教科書を見ながら、家族や友人をお客様役にして繰り返す日々。

手先の未熟さに何度もくじけそうになったものの、仲間と励まし合いながら地道に努力を続けました。

その経験が、自分の成長過程を実感できるかけがえのない財産となっています。

目標設定とモチベーション維持

「3か月で基本のトリートメントをマスターする」と具体的な期限を設け、毎日の練習メニューを細かく計画しました。

自分の手元をスマートフォンで撮影し、動作のズレを細かくチェック。日誌に振り返りを書き出すことで、課題と改善策を明確にしました。

こうして小さな達成感を積み重ねることで、学び続ける原動力を維持してきました。

不器用さの克服方法

リラックスしている女性がマッサージを受けている様子。彼女は白いタオルで覆われ、目を閉じて静かにしています。

私が実際に取り組んだ“3つの習慣”をご紹介します。どれも地道ですが、確実に技術力アップにつながりました。

繰り返しの基礎練習

最初に取り組んだのはリンパドレナージュの基本動作。教科書通りに手順を覚えた後は、1日10分ずつでも毎日繰り返すことを徹底しました。

最初は指先がバラバラに動いていたものの、回数を重ねるごとにスムーズになり、手技への不安が薄れていきました。

継続は力なりを実感した瞬間でした。

視覚と触覚の同時トレーニング

動画教材を活用し、プロの手元を何度も観察。そのうえで自分の手の動きを鏡越しにチェックして、ズレを逐一修正しました。

また、異なるテクスチャーのオイルやクリームを使い分け、塗布感や滑りを手で確かめることで、触覚も研ぎ澄まされていきました。

目と手の連動がスムーズになると、技術に迷いがなくなりました。

仲間と互いに磨き合う

専門学校やサロン研修では、クラスメイトや先輩とペアを組み、互いにフィードバックを送り合う機会を重視しました。

他人の視点から指摘を受け、自分では気づきを得にくいクセを正せたことは大きな収穫です。

意見を受け止め、改善を繰り返すことで、自信を持ってお客様に向き合える技術が身につきました。

エステティシャンのやりがい

不器用だった私だからこそ見えるやりがいがあります。日々の活動を通じて感じる魅力を3つ挙げます。

お客様の笑顔が原動力

施術後に「ありがとう、肌がふっくらした!」と言っていただける瞬間が何よりの励みです。不器用だった自分が、お客様の満足に直接貢献できることに感動します。

悩みを抱えたお肌が変化し、笑顔になって帰っていく姿を見ると、「この仕事を選んでよかった」と心から思えます。

喜びの声が、もっと上手になりたいという向上心を支えてくれます。

自分自身の成長実感

入社当初は施術に時間がかかり、お客様にゆったりとした時間を提供する余裕もありませんでした。しかし今では、手技の正確さが増し、短時間でも高い効果を引き出せるようになりました。

成長の証を実感できる仕事は、モチベーションを高く維持できる魅力です。

学び続けることで、自分の可能性が広がっていくのを感じます。

チームワークで築くサロン

エステは個人の技術だけでなく、スタッフ同士の連携が大切です。シフト調整や技術共有、接客の工夫など、チームで支え合うことでサロンの質を高めています。

先輩のアドバイスを受ける場面や、新人に教える立場を経験することで、人間的にも成長できます。

お互いを尊重し合う環境が、働くうえでの大きな魅力となっています。

まとめ

手先が不器用というハンデを乗り越え、エステティシャンとして歩み始めた私の経験をご紹介しました。地道な練習や仲間からのフィードバック、目標設定があれば、必ず成長を実感できます。

美容の世界には学ぶ価値があふれており、誰もが自分らしい手技を身につけられるフィールドです。最初の一歩さえ踏み出せば、あなたも新しい自分に出会えるでしょう。

手先の不安を活力に変え、お客様の笑顔をひきだすエステティシャンとして、一緒に夢を追いかけてみませんか?

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