年齢は関係ある?30代・40代からのエステティシャン転身体験談
年齢を重ねてからの転職は勇気がいりますが、実際に30代・40代でエステティシャンを目指す方は増えています。この記事では、私自身の経験をもとにその魅力ややりがいをご紹介します。
転職の決断と理由
私は以前、事務職として働いていましたが、日々のデスクワークとストレスで体調を崩しやすくなりました。もっと人に寄り添い、自分自身も健康的に働きたかったのです。
転職のきっかけ
友人の結婚式で受けたフェイシャルトリートメントに感動し、「いつかこんな仕事がしてみたい」と心が躍りました。美容に携わる仕事への憧れが芽生えた瞬間でした。
その後、生活習慣病を予防する講座で「外側からのケアが心身に与える影響」について学ぶうち、エステティシャンの仕事に興味が高まりました。
家族の勧めも背中を押してくれ、30代後半で本格的に美容専門学校への入学を決意しました。
抱えていた迷いと不安
年齢的に新しい分野に飛び込む勇気、体力への不安、学費の工面など、悩みは多岐にわたりました。
「若い頃からのキャリアがないと苦労するのでは」「お客様に信頼してもらえるのか」といった自己不安もありました。
しかし、同年代や子育て経験者の受講生が多いことを知り、「私にもチャンスがある」と思えるようになりました。
最終的な決意
一度きりの人生だからこそ、新しい挑戦を後悔しないようにしようと決意しました。職場見学や説明会で実際の業務を体験し、覚悟が固まりました。
家族や友人の協力を得て、仕事を調整しつつ専門学校に通うプランを立てました。
躊躇していた気持ちが前向きに変わり、いよいよ新たな第一歩を踏み出すことにしたのです。
学びと成長の日々
スクールでは解剖生理学や皮膚理論、接客マナーなど幅広く学びます。実技に入ると最初は緊張の連続でしたが、一つひとつ技術が身につく喜びを実感できました。
スクール選びのポイント
カリキュラム内容だけでなく、卒業後の就職サポートや学費分割制度の有無も重要です。私は説明会で講師や卒業生の声を直接聞いて決めました。
体験授業では実際のマシンを触らせてもらい、教室の雰囲気や設備の充実度をチェックしました。
結果として、現場さながらの実習環境が整ったスクールを選び、安心して学びを深められました。
技術習得の喜び
最初は力加減や手順を覚えることで精いっぱいでしたが、繰り返すうちに自然と指先に感覚が宿ります。
同期とモデル役を交代しながら練習することで、リズム感や声かけのタイミングも身につきました。
卒業課題でお客様役を担当した際、「気持ちよかった」「肌がしっとりした」と言ってもらえた時は本当に嬉しかったです。
現場での実践経験
提携サロンでインターンを始めると、実際の店舗運営やクレーム対応など学校では学べない経験が積めました。
先輩エステティシャンの施術を間近で見て、細かな手技や会話の工夫を吸収できたことが成長につながりました。
最初はお客様に緊張しましたが、「あなたのおかげで元気が出た」と感謝されるたび、自信が深まりました。
エステティシャンとしてのやりがい
30代・40代ならではの共感力や丁寧なコミュニケーションは、お客様に安心感を与えます。年齢を活かすことができる職業です。
お客様の笑顔が何よりの報酬
肌の悩みや身体の疲れを抱えた方が、施術後に鏡を見て笑顔になる瞬間を目の当たりにすると、心から「この仕事を選んでよかった」と思えます。
特に同世代のお客様とは悩みを共有しやすく、お互いに励まし合いながら施術を進められます。
お客様からの「ありがとう」の言葉が、日々のエネルギー源です。
自身の美容知識とスキルアップ
常に新しい美容商材やトレンドが登場するため、自ら情報をキャッチアップし、スキルを磨き続ける楽しみがあります。
講習会やセミナーに参加して最新技術を取り入れることで、お客様により質の高い施術を提供できます。
年齢を重ねたことで培われた視野の広さが、お客様一人ひとりに合わせた提案力を後押ししてくれます。
ライフワークバランスの実現
サロンによってシフト制や短時間勤務が選べるため、家庭や趣味と両立しやすい点も魅力です。
私自身、子育てや介護などライフステージの変化に合わせて勤務時間を調整できる環境を選びました。
プライベートを大切にしながら働けるため、モチベーションを維持しやすいと言えます。
まとめ
30代・40代からのエステティシャン転身は、年齢を逆手に取った強みを活かすチャンスです。共感力や提案力でお客様の心身をケアできます。
スクール選び、技術習得、現場経験を経て得られる達成感は格別です。家族や仲間のサポートを得ながら、新たな一歩を踏み出してみてください。
年齢や過去のキャリアにとらわれず、「自分らしく輝ける場所」をエステティシャンという仕事の中に見つけていただければ幸いです。